2010年11月01日

本日の映画。桜田門外の13人

シネマデイなのでハシゴして来た〜。

・桜田門外ノ変
ttp://www.sakuradamon.com/

・十三人の刺客
ttp://13assassins.jp/main.html

どっちも似たよーな感じだけど(一人の大物を複数の人間で討つ。一人を護衛する大人数を少人数で倒す。で、時代物)、どちら共に思うのは、人間の命は平等だと言っても、その重さは不平等だなぁ、と。

取り合えず東映と東宝っつー事で、往年の時代劇の全盛期も感じつつ。

そんなこんなで以下感想。
ネタバレは適当にしてますよっと。


続けて見ると、どちらもリアリティを追求してはいるんだけど、見せ方とか重点を置くポイントの違いで全く雰囲気の違う物になるんだなー、と。
時代背景とか殺陣の激しさとか、どちらもしっかりしてるけど、前者はより静を、後者はより動を、って印象。
画面越しの色味も濃淡が随分違ってました。


桜田門外〜は歴史的に有名な桜田門外の変を扱った話。
事件その物は有名だし、日本史でも必ず習うし、井伊直弼とか幕府回りの背景は良く聞いてもそう言えば水戸藩士側の話って全然聞かないわー、と。作品が発表され、水戸藩士側に立った話だと聞いて改めて思いました。

圧巻はやはり冒頭然程間を置かずに始まる暗殺のシーン。
雪のしんしんと降る真っ白な世界に飛び散る血の赤、赤、赤。
映画公開の頃にたまたまテレビで特集番組をちらっと見て、幕末の頃、戦を知らぬ侍ばかりの中を襲撃され、襲う方も守る方も必死になってやり合うシーンが云々と言うのを聞いていたので、このシーンでの侍たちの動きにちょう注目でした。

話の展開は時間軸がたまに前後するので、時々混乱しましたw
まぁまずは圧倒的な迫力の場面をドーンと見せておいて、それからここに至るまでのあれこれを改めて見せるって感じ。

なので最初の方は殆ど説明的な部分が無かった印象。
まぁ大体は分かるから大丈夫だけどもさー、みたいな。
逆に言えば井伊直弼の人物像とかをしっかり描かない事によって「賄賂政治で悪い人だった」とか「国の事を考えてああ言う政策をしてた」とか過去に色々描かれてきた人物像をそれぞれのイメージで受け取る事が出来る。かも。

さくさくさく〜っと話が進んで行くので、冒頭での感情移入はし難かったかなー。
あ、そうそう、冒頭で現在の桜田門周辺の映像から当時の桜田門に映像が切り替わるのが「昔、ここでこんな事がありました」と語る感じだと思うんですが、流石に現代過ぎて違和感でした。当時の桜田門に映像が切り替わると「ああ、そう言う事か」って思うんだけど、唐突に今の映像が流れるから「ん?」って感じで。

後半の方は事件の後の藩士達のその後とか。
時代の流れはいつも人を嘲笑うかの如くに人の予想を裏切って行くのだなぁ。

大事を成すとしても、それが正しかったのか誤っていたのかは、その時は分からないけど、その後の時代でも判断は出来ない。それをした事によって、こうなった、と言う事は判断出来たとしても。

事を成した後の藩士達は脱藩して、当初の計画の通りに動き出すけど、ここからが時代の荒波ざっぱんざっぱん。
胸が痛い。
最終的に殆どの人間が命を落す。

討つ為に命を落した者。討った後に死んだ者。捕まり獄死した者。明治も生き抜いた者は僅か。
無念であったろうか、本懐を遂げ満足であったろうか。
それは語られる事は無い。

ただ、捕縛された者達が処刑を言い渡され、お白州から連れ出される所で、誰もがじっと正面を見据えたままその場を離れるその目が凄く印象的でした。何を思ってのその表情なのだろう。

兎に角淡々と話が進んで行くんだけど、それでも面白いと思える。

時代の中でも動乱の時代だから、あっちでもこっちでも色々あった頃なんだけど、水戸藩士っつーか、主人公の関を中心に話を進めて行くから、幕末感が余り感じない。多少は感じるんだけども。
本当に桜田門外の変だけにスポットを当ててる感じ。

最後に明治が明けてからの桜田門前での西郷の台詞がとても印象的でした。
「ここから全てが始まった」
確かに、そこから動き出した歴史の流れであったんだろうな、と。

後はキャストが豪華ですね!
割りと脇な役でも結構な役者さんが出て来たり。

後、須賀健太君が大きくなってて気付かなかったw
加藤清史郎君はまだ直ぐわかるんだけどなーw


そんなこんなな感じでした。
で、十三人。

凄かった。

流石「ラスト50分の壮絶な死闘!」つーのをコピーにしてるだけの事はありました。
こちらの作品は兎に角迫力!迫力!!押し寄せる圧倒的な迫力!!!でした。

死闘シーン以外も、馬で掛けるシーンとか、参勤交代行列のシーンとか。動のシーンも静のシーンも、違う迫力がありました。
音も細かく配慮されていたのか、場面場面の演出にぐっと説得力が加わる感じ。


まぁ、ちょっとやり過ぎな感もなきにしもあらずなんだけどもw

正直「みなごろし」の文字はちょっと演出し過ぎだと思った。
そんでそれがまた死闘開始の所でまた出てくるとか、パンフレットにもどどんと印刷されてるとか、そこまでは思って無かったわーw

話の前半は暴君の殿を如何にして討つかの策略。
13人の仲間が揃うまでの経緯とか。
結構はらはらどきどきする展開もあるんだけど、まぁあんだけ死闘を繰り広げるに至るんだから、ここらは上手く行くんだろう、と言う安心感はあるw

それにしてもこっちもキャストが豪華なすなぁ。
内野聖陽なんかあんだけしか出てないのに。てゆか出番ちょっと過ぎてクレジット見るまで気付かなかったw

暴君たる殿を守る御用人の鬼頭を演じる市村正親がまた格好良いんだ〜。
つい最近「按針」で徳川家康を演じてる所を見たばかりだけど、それとはまた違う印象で。俳優さんて凄いなぁ、としみじみ。
どっしりとした渋味がたまらんですな。

それから時代劇に出てくる松方弘樹はやっぱり格好良い。
最近マグロ釣ってるイメージしか無いけどw流石時代劇スターですよ。迫力が違う。
更に北王路欣也の格好良さと来たらもうしびれるわ〜。目力が違うね!

伊勢谷くんはつい最近の高杉晋作のイメージとはまた随分違うフランクな野性味溢れる感じで凄かった。
最初にキャシャーンで見た時とは随分イメージ違って来たわ〜。白州二郎みたいにダンディな役もぴったりだったけど、こう言う役もハマるねぇ。凄い役者さんだと改めて。
まさかアッー!なシーンまで見れるとは思わなかったw岸辺さん共々www

そして役所広司ですよ!
三匹が斬る!が大好きだった私としては、役所さんの時代劇ってだけで万万歳w


まぁ、そんな感じで登場人物だけでもあちこち気に成る感じで進む次第。
そしてついに訪れる最終決戦!

これまた映画公開の頃に特番をちらっと見たんだけど、そこで注目ポイントと言われていたセットが本当に凄かった。
「刀の墓場」と呼ばれる、あちこちに刀を刺してあるのが注目!って言ってたけど、あれ本当に格好良かったわ〜。
ああ言う演出はたまに見るけど、やっぱり定番の格好良さ的な所はあるよね。
そしてその刀を次々と手にして振るう伊原剛志の格好良い事格好良い事。
あそこは伊原さんもお気に入りのシーンだとか言ってたような違ったような‥w

次々と繰り出される手段を潜り抜ける暴君。それを守って倒れる配下。

水辺の近くで倒れた者の血で小川が血の川になって行く様がさり気なく描かれていたり、細かい所の演出が面白かった。
でも、画面構成で手前のセット越しにも撮ると言うのは正直邪魔臭いw
黒目線入れられて顔を隠されるようになってるのは如何かと思うんだw

まぁそんな事もありつつ、全体的な画面の映し方は迫力のある感じで圧巻されました。
画面の端から端まで並ぶ参勤交代の列とか。大自然の中でちらっと見えてる人の列とか。
良くまぁ撮ったなぁ、みたいなのとか。

でも牛のCGはちょっとどうかと思ったw
確かに本物の牛に火を背負わせるとかして思い通りに動いてもらうとか無理だからあれで正解なんだろうけどw
あまりにもCGで噴いたw(それでもちょっと前よりは俄然リアルなんだけども)

そんな牛も大活躍の死闘。
斬って斬って斬りまくれの台詞で始まるだけの事はあって、本当に斬って斬って斬りまくりの死闘。

屍山血河とはこの事か。
最後の場面は正にそれ。

追いつめて追いつめてついに討つ暴君。
最後に首を刎ねる所で、横が便所っぽいから、暴君の末路は厠に首を突っ込んで‥とかかな?とか思ったけど、流石にそこまでは無かった。
冒頭で用を足すシーンから登場だったから、それに始まりそれに終わるのかとw違って良かったw


そして最後まで生き残ったのは‥‥


うん、小弥太って結局どういうアレなの?w
人外?ジンガイか何かなの?あれ?

後、新六郎は生き残れた‥んだよね?
恋人に別れを告げる時に「直ぐ返らなかったらお盆に帰る」っつー上手い言い回しするなぁ!と言う言い方をしてたけど。
最後のお艶が出迎える所は、直ぐだったのかお盆だったのか。

しかしあれ「お盆に帰る」って外国ではどう理解されるんだろうか。
海外の映画祭とかで上映される時にどう訳されていたのか気に成る所w

50分の死闘シーンは長いようなそうでも無いような。
多分見る人で感じ方は変わってくるんだろうけど、結構あちこち場面が変わったり、13人それぞれにスポットが当たったりするから、そんなに長くずっとずっと同じ場面と言う印象は無いかなー。

兎に角濃厚風味で面白かったです。

そんなこんなでー。
時代劇2本でした!

今度は武士の家計簿見に行きたいな〜。公開が楽しみ〜。
後、つよしさまの映画も来年公開だしね!楽しみ楽しみ!
posted by サキク at 23:23| Comment(0) | 芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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