2010年10月20日

本日の試写会。青い目の旗本。

えー、そんなこんなで。
試写会行ってきました。ゲキシネみたいな感じで舞台作品を映画館で見るっつーヤツで、舞台『ANJIN イングリッシュサムライ』の映像化されたヤツです。


日本史上ただ一人の“青い目のサムライ”
三浦按針の激動の生涯を描く歴史劇
関が原の戦いから遡ること半年、オランダ船リーフデ号のイギリス人航海士ウィリアム・アダムズは苦難の末、豊後国臼杵に辿りついた。彼こそが日本史上ただ一人の青い目のサムライ・三浦按針(みうらあんじん=ANJIN)である。
今まさに天下人にならんとする徳川家康を勝利に導き、世界をまたにかけて活躍した三浦按針の激動の生涯を、これまでにないスケールで描いた日英合作の野心作『ANJIN〜イングリッシュサムライ〜』が映画館のスクリーンに登場!(本編184分 休憩1回)
ttp://livespire.jp/movie/anjin.html

サムライと言いますが、所領を貰って旗本になったと言うくくりなので、ラストサムライみたいに合戦に出たりなんかした訳ではありません。

市.村.正.親.と藤.原.竜.也.が出てるので楽しみ楽しみ。
元々観に行こうとは思ってたんだけど、招待試写会を観れる事になったので大変有り難い。

それで、凄く面白かったー。
流石ホリプ口50周年記念作品!
ゲキシネとは違って、舞台作品をそのまま楽しむ感じ。えねっちけの劇場中継みたいな。どーんとかがーんとかわーとかがそんなに無いけど、しっかり見れるっつー。エンタテイメントより、舞台作品をしっかり見たい人には絶対お薦め。

と、言う事で、以下感想。
派手にネタバレしてます。
大事な所をネタバレします。




一応、按針が主役っつーか、タイトルにもなってるけど、按針と、市.村.正.親.演じる徳川家康と、藤.原.竜.也.演じる宣教師ドメニコの3人が主役みたいな感じ。
それぞれの話が巧く絡み合ってます。

何より脚本が凄くしっかりしてる!
これで脚本が日本人じゃ無いのが驚く位に日本の文化とか、当時の日本に出入りしてた外国人の感じとかが良く描かれてる。(一応脚本共同執筆に日本人の名前も入ってるけど)

いやもうねー、何があれって、カトリックとプロテスタントの仲の悪い所とかねwww
エゲレス人とかフランス人とかスペイン人とかオランダ人とかのそれぞれの関係とかねwwwww
やべぇ、当時のヨーロッパ面白いよwwwってのがwwww
日本を褒めてエゲレスの悪い所とか描かれてて、これ日本人脚本じゃないのかってホントにびっくりした。


歴史にそこそこ詳しかったらすげー面白いと思うんだけど、分からなくても大丈夫。だと思う。多分。
私は戦国武将の衣装の兜とか見て「あ、あれは誰それだ」とか思う残念な感じなので、その辺も含めて物凄く面白かったですw
日本史好きで良かったですw(でも歴女じゃないよ!w)

関ヶ原の戦い前後の武将の関係とか把握してたら凄く面白いよー!w
各武将のイメージは割りと今まで普通に持たれてるイメージに沿った感じ。
石田三成の嫌われっぷりがなんつーかこう‥‥w
いや、彼は本当は良い人なんだよ!知ってるよ!でも世間一般のイメージってあるから仕方無いよね!みたいな。

後、徳川家康がすげー良い人で逆にむずむずするwww
でも市.村.正.親.が演じてるとそれが違和感無いから「これはこう言う人物」って受け入れてしまう。最後可哀想だったしなー。



話の方は、冒頭でまずイエスの姿?にひれ伏す人物の姿から。
イメージ映像的な何かかな?と思った所で話の本編に突入。

舞台は関ヶ原の戦いの前の日本。
豊後の国にアダムス(按針)達の乗る商船が難破して漂着。

そこにいたのはスペイン人のイエズス会宣教師達と、藤.原.竜.也.演じる洗礼を受けて宣教師となった日本人ドメニコ。
漂着した乗組員を助けようとするけど、エゲレス人とかオランダ人だと知ると、一気に敵とみなし、日本の役人に海賊だと言って処刑して貰おうとする。

この一連の流れが酷いのなんの。
イエズス会宣教師のアントニオが通訳を買って出るんだけど、アダムスが言う事と全く違う事を訳すんだ。
なんかもう見てて辛い。
言葉が通じず、思っている事と全く違う事を言われてて、しかもそれが分からないって‥‥。
‥て思ってたんだけど、なんかこの辺であちこちから笑い声が漏れ聞こえるんだ。‥‥笑う所だったの?
「私達はイギリスの商人です」「我々はイギリスの海賊だ」
とか、感謝を述べてる所も喧嘩売ってるみたいに変えられて、物凄く悲しかったんだけどなぁ。

うん、まぁエゲレスは海賊の国だけどもw


それからなんだかんだで徳川家康の元へ行くアダムス。
ドメニコは通訳として同行する事に。

それから、関ヶ原とか大阪の陣とか色々。

メインキャスト以外のキャストは一人二役三役四役位やってるので、演者がアップになって顔が見えると「あれ、この人さっき‥」ってなる。
と、言うか、イギリス人キャストの方の一人複数役が区別付かなくて‥‥。
最初の按針の乗組員仲間と、後から出てくるエゲレス商館の商人達が同じ人達だから「あれ?船長?ん?違う??」とかなりました。見てたら「ああ違うのか」って分かるんだけど。
‥‥違うんだよね?w

しかしさっきまで名の有る武将をやってた人が足軽とかもやるもんだから、アップになった時に「あれ?」ってなるw

最後に出てくる徳川家光なんか「あ、さっき武将やって足軽やってた人か」って言うのがモロで。家光は流石にメイク変えてあったけど、ちょっと違和感。
そこは舞台で遠目に見てる位が丁度良いんだろうなー。


まぁそんな細かい所は置いておいて。
やっぱり何が素晴らしいって、メインキャストの演技ですよー。

藤.原.竜.也.は以前ロミオ&ジュリエットの観劇で生で見た時も凄いと思ったけど、あの人ほんと天才じゃね?
舞台演技と、テレビや映画なんかの映像演技の演じ分けが素晴らしい。
元々デビューも身.毒.丸.で蜷.川.演出舞台だから、当時から天才だと言われていたけど。個人的には本当に舞台向きの役者さんだと思う。

今回は英語もめっさ喋る役だったけど、台詞回しの間とかテンポとか、ほんと絶妙。
そんで苦悩する青年の役とかほんとよく似合うわーw
宣教師の姿も良いけど、甲冑姿がまた格好良くて。なんでも似合うなー。


市.村.正.親.演じる徳川家康も良かった。
個人的にはタヌキ親父感が足りなかったけどw
配慮の人だっつーのが良く分かりました。そして父の期待に沿えない秀忠がまたこう‥‥。
関ヶ原の時の「はい、父上!」と元気良く明るかったのが、後々の卑屈さを際立たせる。
そんな息子にあれこれもにょもにょなる家康に同情しちゃう。


そしてオ一ウェン・ティ一ル演じる按針。
オ一ウェン氏は英国の名優さん。流石の演技。
その演技に何度涙を誘われた事か‥‥。

台詞は英語と日本語と入り交じってるんだけど、舞台の時は英語台詞はどうしてたのかな。舞台端に電光掲示板とか出して日本語訳出してたのかな(以前見たオペラがそんな感じで同時通訳出してたけど)。
今回の映像では字幕で日本語訳が入るので楽々です。

英語で喋る、日本語字幕が入る、ドメニコが一緒の時はドメニコの同時通訳が入る、と言う感じ。
なので、実際はこんな細かい事を言ってるけど、ドメニコが要点を訳してこんな感じで伝えてますよ、って感じ。


兎に角この3人のストーリーが面白くて。
家康は天下人になるので、家康絡みの話は日本史の話の感じで流れて行くので、時間の流れのメインになってる感じ。
大坂の陣がどうも冬夏いっしょくたになってるっぽかったけど。そこはまぁスルーの範囲内。

武将達の話も面白かった。
巧い具合に話に絡めてあって。
真田とか見てると、あの辺の配下も気に成るんだ。真田十勇士好きだもんw(小学一年生の時に猿飛佐助の話を読んで以来w)

で、時々按針とかドメニコが入る感じ。
こう見ると主役は家康っぽいんだけども。

按針が出てくると大体ドメニコがセット。途中までは。

途中からドメニコが宣教師の立場を捨ててしまうんだけど、そこに至るまでの苦悩とかがまた深みがあって面白い。
元々北条氏の末裔と言う設定なので、やっぱり武士の血が捨てられない、と。
戦場に参加するんだけど、大事な場面まで顔を客席に見せない演じ方でそれがまた面白い。
まぁ顔は見せなくて「ああ、あれドメニコだなー」ってのは丸分かりなんだけどw

時々絡む糸、って感じで進む3人の話。
そして最後にはその糸はほつれてばらばらに‥って言う感じ。

按針が本国に帰りたがっていたのを家康が引き止め、日本に残る事を決意し、でもやっぱり心が動いて、それでも‥、って言う按針の心の揺れ動きが切ない。

家康の死の間際に見舞いに訪れる按針。
その時の二人の会話がね〜。
その前にも二人きりで会話をする場面があるんだけど、そことの対比っつーか、按針の落ち着きがなんとも切ない。

そして大阪の陣を経て行方不明になるドメニコ。
按針の妻のお雪とか、先輩宣教師のアントニオの巻き添えでキリシタン方面のあれこれで掴まっちゃうんだけど、最後まで苦悩の人だった。
自分より他の人を気遣って‥ってのは、やっぱり宣教師っつーか、なんつーかな性格なんだろうね‥。それが切ない。
見捨ててしまえば良いのに。それでもそれが出来ない自分を受け入れたり悩んだり。

行方不明になったドメニコを心配する按針。
そして、やっと見付けたと思ったら、そこには磔にされたドメニコの姿が‥‥。

あー!冒頭の!
磔にされたキリストっぽいのと伏して拝んでるっぽい人物はここのシーンだったのかー!
最初にどえらいネタバレしてたんですね。びっくりした。

ドメニコが磔にされるっぽいなー、と言うのは話の流れでなんとなく察してはいたけど、その姿と、その前に崩れる按針の姿が切ない。
按針がその姿を確認して、がくんと崩れるまでは「うわあぁぁあ(´;ω;`)ウッ…」なんだけど、按針が伏した時にやっと「あー!」と気付きました。
巧い演出だなぁ。

そして幕。
最後に残ったのは按針一人。
異国の地で、最後に一人。
悲しい‥‥。


最後は凄く切なくなるけど、全体を通してみっちりした一本でした。

幕間に10分の休憩を挟んで約三時間。
面白かったです。
幕間ではスクリーンに一幕のおさらいが流れます。二度?流れるので、途中でトイレに行ってても大丈夫ですw


面白かったのでオススメしますー。


posted by サキク at 01:59| Comment(0) | 芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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